約 855,810 件
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/1071.html
上条と球磨川の戦いは平行線を辿っていた。 上条が与えるダメージはすぐに“なかったこと”にされるが、 逆に球磨川の螺子での攻撃は全て幻想殺しによって打ち消され、上条へダメージを与えることができない。 だが、それでも上条が絶対的に不利だった。 上条の攻撃が全てなかったことにされるのに対し、球磨川の攻撃は当たってさえしまえば確実にダメージを与えることができるのだ。 幻想殺しでは傷まで消すことはできない。 説得は届かず、暴力でさえ制圧することができない現状では、いずれ上条が負けてしまうのは明白だった。 『いい加減に諦めなよ、上条ちゃん』 「お前の指図はうけねぇよ!」 そんなことは上条は分かっている。だが拳を振り回すことを止めない。 周りにいる御坂達も助太刀はせず、ただ二人の行く末を見守っているだけである。 なぜだか二人の間に割って入ろうという気にはなれなかったのだ。 『それじゃ、こういうのはどうかな?』 球磨川はポケットから螺子を取り出し、上条へと攻撃を仕掛ける。 それは先ほどから何度もあったシーンで、そのつど上条は螺子を消しカウンターを決めていた。 「何度でも消してやる!!」 上条は迫りくる螺子に思い切り拳を握り締めた右手を振りぬく。そこで螺子は消滅する―― はずだった。 「ぐぅっ!!」 消えるはずの螺子はそのまま上条の右拳へ突き刺さり、痛みで上条は顔をゆがめ、思わず幹部を抑えながら蹲ってしまう。 『幻想殺し殺しってね』 そんな上条へ追撃は行わず、距離を開けて楽しげな笑みを浮かべたままそう言った。 『確かに今までの螺子は消せたかもしれないけど、普通にホームセンターで売ってたその螺子は消せないよねー』 「テメェ……!!」 球磨川が攻撃に使用した螺子は、能力によって出現させたものではなく紛れもなく現実の物。 わざわざポケットから出したのがその証拠である。 『さて、もう閉演の時間かな。こうやってヒーローが負ける物語もなかなか乙だよねぇ』 今度は螺子を能力によって出現させ、上条へ歩み寄る。 『呆気なかったね。まぁ流石に“彼女”みたいなのは例外か』 球磨川が指す彼女とはいったい誰なのかなど上条に分かるはずもない。 それは過去に球磨川が通っていた学校から武力によって撤退を余儀なくされた相手。 球磨川が『大嫌い』と証する黒神めだかという少女のことだった。 『それじゃ、また明日とか』 そういって蹲る上条へ振り下ろされた巨大な螺子は、そのまま右肩を貫いた。 「っがああああああああああああああああ!!」 飛び散る鮮血と共に上条の叫び声が部屋の内部に木霊する。 『あは!いい声だねかみじょ……痛!』 もう一つの螺子も振り下ろさんとした球磨川が、飛来した電撃を浴び苦悶の声を上げる。 流石に黙ってみている訳にはいかないと判断した御坂の放ったものだった。 「させないわ」 その言葉に一方通行も臨戦態勢をとる。けして敵わないと知っているが、せめて少しでも時間を稼ごうとしたのだ。 『おいおい、美琴ちゃんはこういったラストバトルには手出し無用ってのが暗黙の了解なのを知らないのかい?空気読めよ』 火傷を負ったまま目線を御坂へとずらし、ゆらりと体を御坂に向ける。 『観客のままだったら手出しはしないつもりだったけど、しかたないよね。舞台に上がったんなら容赦はしないよ』 ゆっくりと御坂達に歩み寄ろうとした球磨川だったが、足首を何かに掴まれ前進を止める。 ふと視線を落とすと、血だらけの右手で球磨川の足首を掴む上条が居た。 「お前の相手は……俺だろうが……」 息も絶え絶えになりながらも、その右手に加える力は増すばかりである。怪我をしているのにもかかわらず、球磨川が振りほどけないほどに。 『……離しなよ、上条ちゃん』 どことなく早口でそう話す球磨川に上条はあることに気がつく。 「なぁ球磨川。お前、その火傷を消さないのか?」 その言葉に一瞬場の空気が止まる。 今まで好き勝手なタイミングで傷を消してきた球磨川だったが、今は傷どころか服の汚れさえ消えていない。 相手に対し何かしらの意図がない限り即座に傷を消してきた球磨川だったからこそ、上条はその違和感に気がついたのだ。 今も何かしらの思惑の上で傷を消さないのか―― 「傷を、消せないのか――」 傷を消さないのではなく、消せない。 全てを虚構にする大嘘憑きにはあってはならないこと。 球磨川にとってイレギュラーもいいところだった。 「そうだよ、青髪も言ってたじゃねえか……この右手の前じゃ大嘘憑きは意味を無さねぇって」 ――その右手の効果のせいで、大嘘憑きは全く意味をなさんからな それは上条の親友である青髪の言葉。 確かに幻想殺しの特性を考えれば当たり前のことだった。 御坂の手を握れば電撃は放たれず、一方通行の反射膜さえ形成できなくなる。 今にして思えば、幻想殺しを無かったことにしなかった時点でこの答えに辿りつかなければならなかった。 “強制力は幻想殺しの方が上”ということに。 へへ、と不適な笑い声を漏らしながら上条は球磨川の体を支えにする様にゆっくりと立ち上がる。 当然、右手で触られたままなので螺子を出現させることはできない。 「さて、ようやくラスボスの攻略方法がわかっ!?」 いざ反撃開始、というところで上条の言葉が止まる。その原因は球磨川の表情だった。 弱点がばれて困惑するわけでもない。 追い詰められて泣き顔になるわけでもない。 今頃気がついたのかと呆れた表情なわけでもない。 不気味な笑みを浮かべているわけでもない。 球磨川はただ、怒っていたのだ。 球磨川が学園都市に来て、始めてみせるはっきりとした『怒り』の感情。 その表情は修羅のごとく、上条を怯ませるには十分なものだった。 『そうだね、どうも大嘘憑きが発動できないみたいだ』 冷静に喋る球磨川だったが、やはり今までのような人をおちょくるような感じは見受けられない。 冷静すぎるほど冷静なのだ。 『まぁある程度は予想はしてたよ、でもいざ結果が出ると落ち着いてはいられないみたいだ』 上条の右手は現在、球磨川の左肩に置かれている。 払いのければきっと怪我を負った上条の右手などすぐにどかせるだろう。だが球磨川はそれをしない。 『よく頑張ったね、上条ちゃん。これで五分と五分……いや上条ちゃんのほうが有利かな?』 コロッと表情を笑顔に変える球磨川はそう言って上条を見つめる。 『だから、“久しぶり”に喧嘩をしてあげるよ』 言うが早いか球磨川の右拳が上条の顔面へと振りぬかれる。 「っが!」 だが、懸命に右手を握り締めて倒れようとしない上条は、そのまま柔道の組み手のように手を返し球磨川の学ランを巻き込む。 これでちょっとやそっとじゃ上条の手は離れない。 「おらぁ!!」 叫びながら上条は左拳で球磨川を殴りつける。 『痛いじゃない……か!』 球磨川も同じように殴り返す。 上条が殴る。 球磨川が返す。 上条が蹴る。 球磨川が返す。 上条が頭突きをする。 球磨川が返す。 そのやり取りが数分続いた。 二人の顔面は腫れ上がり、息を切らしている。 どこかその姿は、友人同士が喧嘩をしているように見えた。 「いい加減……倒れろよ!!」 上条が殴る。 『上条ちゃんこそ!!』 球磨川が返す。だが、上条に比べて既にその拳には力が入っていない。 体ひとつで数々の修羅場を潜って来た上条と、大嘘憑きによって難なく事を収めてきた球磨川との違い。 それは経験地と体力。そして純粋な身体能力の差だった。 無論、球磨川がひ弱というわけではない。彼はいわばエリートと呼ばれても遜色の無い潜在能力の持ち主である。 しかしそれでも、上条には敵わなかった。 上条の左拳が球磨川の顔面を殴りつけた瞬間、上条の右手に負荷がかかる。それは球磨川が倒れようとしている証だった。 右手を離された球磨川はドサリと仰向けに倒れてしまう。 『あーあ負けちゃった』 「傷を戻さないのかよ」 『いいよ、なんだかどうでもよくなった』 「そうかい」 そんな会話を交わす二人を御坂達は心配そうに眺めている。 球磨川はあっさりと約束を反故する。それは身にもって学んだことだったからだ。 しかし、球磨川は一向に傷を戻す気配はみせない。いっそ清々しい表情を浮かべているくらいである。 『なんだか週刊少年ジャンプみたいだね。青春を感じるよ』 「こんな青春はごめんだね」 『そうかい』 もう球磨川には戦う意思はない。上条は会話を交わしながら確信した。 「球磨川、ここは見逃してやる。だから約束をしろ」 『いいよ、今の僕はどんな不平等条約だって守る気持ちだからね』 立ち上がることをしない球磨川に対し、見下ろしながら言葉を続ける。 「お前が壊した物や、傷つけた人を元に戻せ」 『分かった』 「俺たちの前に姿を現すな」 『分かった。僕は君たちの前に現れない』 「それだけだ」 そんな口約束を取りつけたあと、球磨川は口を開いた。 『了解だよ。上条ちゃん一つだけお願いを聞いてくれないかい?僕を立ち上がらせてくれ』 「傷を戻せばいいじゃねえか」 『この傷はできればそのままにしておきたいんだ。戒めのためにもね』 その言葉にどこか納得できない様子の上条だったが、すこし間を空けた後左手を差し出した。 そして、球磨川がその手をとろうとした刹那―― 爆発音が鳴り響いた。 「なんだァ?」 突然爆発した研究所の天井。その異変に一方通行が怪訝な表情を浮かべる。 一方通行だけではない、初春も、打ち止めも、御坂も、上条も、そして球磨川でさえも現状を把握できていなかった。 「よぉマイナス第一位。殺しに来たぜ」 そしてこの場に居る誰でもない声が響き渡り、同時に真っ白な羽が舞い落ちてくる。 それは打ち止めを閉じ込めていたビーカーを作成した人物の能力によって作り出された未元物質の羽。 レベル5第二位、垣根帝督によるものだった。 「なんだぁ?どいつもこいつもしけた表情しやがって。心配すんなお前らは殺さねえよ。第一位お前もな」 風穴の開いた天井からまるで天使のような羽を羽ばたかせながら降りてくる垣根はそう言った。 どこかのホストのような姿に天使の羽とはシュールな光景だが、この状況下笑う人間は誰も居ない。 「なンですかァ?このメルヘンホストくンはァ?」 垣根が放った言葉は一方通行の逆鱗に触れた。お前は簡単に殺せる、そういった意図を感じたためだ。 ベクトル操作で垣根をしとめようと演算を開始したところで、突如それが中断する。 球磨川の負能力ではない、これは―― 「バッテリー切れだよってミサカはミサカはあなたに教えてみる」 バッテリー切れだァ、と一方通行は言おうとするが言語機能さえ上手く働いていないようで言葉を紡ぐことができない。 『上条ちゃん。ごめんね傷を戻すよ』 球磨川は差し出されていた手をとることは無く、自らの傷を戻し立ち上がる。 『みんなを連れて先に逃げて』 「……わかった」 球磨川の提案にいくらか驚いた上条だったが、頷き御坂達の下へ走っていく。 「おいおい、ずいぶんと余裕だな」 『まったく、余りに想定通りで逆にテンション下がっちゃうよ』 垣根と向き合った球磨川はやれやれと首を横に振る。 『どうせ統括理事長さんの差し金でしょ?』 「まぁ俺を動かせるのはあの野郎くらいだしな。ちなみに今日は暗部の垣根帝督じゃなく、あくまで一個人への依頼としてを受けて来た」 『ふぅん』 「その態度、ムカついた。テメェはグチャグチャ殺してミンチにしてやるよ」 そして垣根は両翼を広げ臨戦態勢をとる。 そんな中、気を失っている佐天を初春が、9982号を御坂、そして一方通行は上条が担ぎ避難を始める。 最後に部屋を出ようとした上条は一度振り返り球磨川を見る。すると球磨川も振り返り微笑んだ。 『もう君の前に現れることは無いけど、こんなことで償いができるとは思わないけど……』 球磨川ははっきりとこう言った。 『できれば僕とまた友達になってくれると嬉しいな』 球磨川は上条の返事を聞くことができなかった。 それは垣根の放った無数の光る羽が部屋中を破壊し、轟音を鳴り響かせたためである。 『ずいぶんとメルヘンチックだね。垣根ちゃんのイメージには合わないかも』 「安心しろ、自覚はしている」 螺子を取り出し応戦する球磨川だったが、遠距離からの攻撃に垣根へ近づくことはできない。 羽が球磨川を打ち抜くが、すぐに元に戻す。 先の上条との戦いのように平行線を辿る二人の戦い。 『それならその似合わない羽はなくしてあげるよ』 被弾する羽など気にも留めず、球磨川は前進し、宙を舞う垣根へ螺子を投げつける。 垣根はそれを羽で防ぐが、球磨川の目的は攻撃ではなく羽を消すことにあった。 「な……!」 驚愕の表情を浮かべてそのまま地面へと落ちる垣根。その落下点のすぐ傍には球磨川が螺子を持ち待ち構えていた。 『これで終わり?垣根ちゃん』 「っへ、テメェの特徴の無い面に戦意をそがれただけだよ」 慌てる様子も無く垣根は軽口を叩く。 そんな垣根に球磨川は無邪気な笑顔を浮かべ「それじゃ怒らしてあげるから本気出してよ」と前置きをし口を開く。 『お前、なんだか冷蔵庫の中に入ってそうな顔してるよな(笑)』 垣根はブチ切れた。 「ぶっ殺す!!」 垣根はそう叫び、羽を作成。高く飛び上がる。 『学習能力が無いなぁ。そんなに堕天使ごっこをしたいのかい?ひょっとして垣根ちゃんって中二病?』 「うるせええええええええええええええええええ!!」 怒りに任せ先ほどの倍以上の羽を降り注がせる垣根。その衝撃で粉塵が舞い視界が奪われる。 そして視界が晴れてきた時、そこに居たのは無傷の球磨川の姿だった。 『もういいや、飽きたから死んじゃって』 そう言って球磨川がつまらなさそうに螺子を構えた瞬間、一筋の光が走り―― 球磨川の右頭部が消し飛んだ。 「誰が一人だけっていったにゃーん」 頭部の四分の一が無くなった球磨川だったそれは無残にも倒れ、どこからか現れた一人の女に蹴り飛ばされる。 「おせぇんだよ、第四位。死ぬか?」 第四位と呼ばれた女は顔を引きつかせ、球磨川の死体を何度も踏みにじる。 「あぁ!?こんなダセェ野郎に我忘れてた奴は何処のどいつだ!?」 「俺の未元物質で姿を消してやったろうが。もともとこういう作戦なんだよ」 「っは!上からの命令じゃなきゃぜってぇテメェなんかとは組まなかったよ」 「俺もだよ」 「とっととしたい回収して、この研究所破壊しておさらばすんぞ」 「指図すんな。私は先に帰るから後よろしく」 女はそういい残すとさっさと研究所から出て行ってしまった。 一人残された垣根は球磨川の死体を担ぎ上げると、穴を開けた天井から飛び立ち空中から未元物質を降り注がせ研究所を破壊した。 研究所外部。脱出した上条たちは突如崩壊を始めた研究所をぼんやりと眺めていた。 誰も何も口にしない。 この戦いには勝者も敗者も存在しない。ただ、上条たちは徒労感を感じているだけだった。 「まぁだこんな所にいたのかよ」 そして突如投げかけれた聞き覚えの無い声。いや正確には御坂だけは知っていた。 「麦野……!」 かつて一度だけ戦ったことのある相手を前に放電する御坂。 「おいおい、こんなところで戦う気は無いわよ。であんた達は何をしてるのさ」 両手をあげ万歳をする麦野に上条が答える。 「球磨川を待ってる」 その言葉に一瞬首を傾げた麦野だったが、すぐに腹をかかえて大爆笑を始める。 麦野の姿に一同は困惑を覚えるが、麦野が言った言葉ですべてを理解した。 「あぁ?なにめでたいこと言ってんだよ?アイツなら死んだよ。私が殺したよ」
https://w.atwiki.jp/sinnisioisinrowa/pages/76.html
戯言シリーズ追跡 戯言遣い――24話 話数 題名 登場人物 作者 000 0 はじまりはじまり 不知火袴、戯言遣い、皿場工舎 ◆1aw4LHSuEI 005 戯言語 戯言遣い、八九寺真宵 ◆VxAX.uhVsM 018 一寸先は口!? 戯言遣い、ツナギ、八九寺真宵 ◆xzYb/YHTdI 037 スーパーマーケットの口戦 戯言遣い、ツナギ、真庭鳳凰、八九寺真宵 ◆mtws1YvfHQ 045 いのじキャット 戯言遣い、ツナギ、羽川翼、八九寺真宵 ◆xzYb/YHTdI 055 その事実も今は知れず 戯言遣い、日之影空洞 ◆VxAX.uhVsM 072 この世に生きる喜び -Theory that can be substituted-この世に生きる喜び -Realize the dream-この世に生きる喜び -Theme song-この世に生きる喜び -Pleasure with me to live in this world- 戯言遣い、ツナギ、鑢七実、八九寺真宵、球磨川禊、江迎怒江、日之影空洞、(安心院なじみ) ◆xR8DbSLW.w 084 帰り道――――100%悪巧みで書かれた小説です――――帰り道――――120%悪巧みで書かれた小説です―――― 戯言遣い、八九寺真宵 ◆xR8DbSLW.w 088 探サガシモノ物ガタリ語 いのじワード 戯言遣い、八九寺真宵 ◆8nn53GQqtY 095 それは縁々と 戯言遣い、西東天、串中弔士、八九寺真宵 ◆mtws1YvfHQ 101 ナイショの話 戯言遣い、零崎人識、零崎双識、水倉りすか、八九寺真宵 ◆0UUfE9LPAQ 114 虚構推理 戯言遣い、八九寺真宵 ◆xR8DbSLW.w 118 rough rife(laugh life) 戯言使い、ツナギ、八九寺真宵、江迎怒江 ◆wUZst.K6uE 121 鏡に問う 戯言遣い、零崎人識、鑢七実、八九寺真宵、球磨川禊 ◆xR8DbSLW.w 130 みそぎカオス 戯言遣い、鑢七実、羽川翼、八九寺真宵、球磨川禊、(四季崎記紀) ◆mtws1YvfHQ 135 『』 戯言遣い、鑢七実、羽川翼、八九寺真宵、球磨川禊、(四季崎記紀、安心院なじみ) ◆mtws1YvfHQ 137 君の知らない物語(前編)君の知らない物語(後編) 戯言遣い、玖渚友、零崎人識、供犠創貴、水倉りすか、鑢七花、鑢七実、真庭蝙蝠、戦場ヶ原ひたぎ、羽川翼、八九寺真宵、球磨川禊、宗像形、(四季崎記紀) ◆ARe2lZhvho 139 球磨川禊の人間関係――黒神めだかとの関係球磨川禊の人間関係――鑢七実との関係 戯言遣い、零崎人識、鑢七実、戦場ヶ原ひたぎ、羽川翼、八九寺真宵、黒神めだか、球磨川禊、(四季崎記紀) ◆xR8DbSLW.w 151 残り風 戯言遣い、羽川翼、八九寺真宵、(日和号、安心院なじみ) ◆ARe2lZhvho 154 三魔六道 戯言遣い、無桐伊織、櫃内様刻、羽川翼、八九寺真宵、(日和号) ◆mtws1YvfHQ 156 鉛色のフィクション 戯言遣い、無桐伊織、櫃内様刻、真庭鳳凰、羽川翼、八九寺真宵、(日和号) ◆ARe2lZhvho 161 解体サーキュレーション 戯言遣い、羽川翼、八九寺真宵 ◆xR8DbSLW.w 169 待ち人は来ず 戯言遣い、櫃内様刻、鑢七実、羽川翼、八九寺真宵、球磨川禊、(日和号、四季崎記紀) ◆mtws1YvfHQ 172 Q&A(玖&円) 戯言遣い、鑢七実、八九寺真宵、(四季崎記紀) ◆xR8DbSLW.w 玖渚友――16話 話数 題名 登場人物 作者 011 真庭狂犬の災難 玖渚友、西条玉藻、無桐伊織、真庭狂犬 ◆H5vacvVhok 039 堕落の果て、害悪の跡地にて 玖渚友、無桐伊織 ◆mtws1YvfHQ 049 今まで楽しかったぜ 玖渚友、無桐伊織、櫃内様刻 ◆xzYb/YHTdI 054 ネットカフェで一服 玖渚友、貝木泥舟 ◆mtws1YvfHQ 067 静寂を切り裂く脆弱な義理策 玖渚友、貝木泥舟 ◆xR8DbSLW.w 085 交信局(行進曲) (前編)交信局(行進曲) (後編) 玖渚友、無桐伊織、櫃内様刻、貝木泥舟 ◆0UUfE9LPAQ 112 繋がれた兎(腐らせた楔) 玖渚友、(兎吊木垓輔、萩原子荻) ◆aOl4/e3TgA 125 配信者(廃神者) 玖渚友、零崎人識、無桐伊織、櫃内様刻、戦場ヶ原ひたぎ、宗像形 ◆wUZst.K6uE 132 Overkilled Red(Overkill Dread)前編 玖渚友、哀川潤、想影真心、宗像形 ◆wUZst.K6uE 133 Overkilled Red(Overkill Dread)後編 玖渚友、宗像形 ◆wUZst.K6uE 137 君の知らない物語(前編)君の知らない物語(後編) 戯言遣い、玖渚友、零崎人識、供犠創貴、水倉りすか、鑢七花、鑢七実、真庭蝙蝠、戦場ヶ原ひたぎ、羽川翼、八九寺真宵、球磨川禊、宗像形、(四季崎記紀) ◆ARe2lZhvho 144 牲犠 玖渚友、供犠創貴、水倉りすか、真庭蝙蝠、宗像形 ◆xR8DbSLW.w 155 玖渚友の利害関係 玖渚友、零崎人識、供犠創貴、水倉りすか ◆ARe2lZhvho 158 禍賊の絆 (前編)禍賊の絆 (後編) 玖渚友、零崎人識、無桐伊織、櫃内様刻、供犠創貴、水倉りすか、真庭鳳凰 ◆wUZst.K6uE 162 border 玖渚友、零崎人識、無桐伊織、櫃内様刻 ◆ARe2lZhvho 164 水倉りすかの駄人間証明 玖渚友、零崎人識、無桐伊織、櫃内様刻、水倉りすか ◆xR8DbSLW.w 西東天――7話 話数 題名 登場人物 作者 021 その男、取り扱い注意にして 西東天 ◆xzYb/YHTdI 029 狐の達観 西東天 ◆mtws1YvfHQ 076 狐のきまぐれ 西東天、串中弔士 ◆ai0.t7yWj. 095 それは縁々と 戯言遣い、西東天、串中弔士、八九寺真宵 ◆mtws1YvfHQ 102 稀少種(鬼性手) 西東天、串中弔士、真庭鳳凰 ◆wUZst.K6uE 116 神隠し(神欠し) 西東天、串中弔士、真庭鳳凰、宗像形 ◆aOl4/e3TgA 126 Let Loose(Red Loser) 西東天、串中弔士、真庭鳳凰 ◆ARe2lZhvho 哀川潤――8話 話数 題名 登場人物 作者 019 アヒル、赤乗せ陸に往く 哀川潤 ◆mtws1YvfHQ 038 知られざる英雄(知られた英雄) 哀川潤、日之影空洞 ◆xzYb/YHTdI 058 鷹と剣士の凌ぎ合い 哀川潤、宇練銀閣 ◆mtws1YvfHQ 087 崩壊を受け追う(抱懐を請け負う) 哀川潤、宇練銀閣 ◆0UUfE9LPAQ 096 再覚醒 哀川潤、西条玉藻 ◆PKyKffdMew 109 友情の手前、憎しみの途中 哀川潤、想影真心、西条玉藻、貝木泥舟 ◆ARe2lZhvho 117 撒き散らす最終(吐き散らす最強) 哀川潤、想影真心、西条玉藻 ◆aOl4/e3TgA 132 Overkilled Red(Overkill Dread)前編 玖渚友、哀川潤、想影真心、宗像形 ◆wUZst.K6uE 想影真心――7話 話数 題名 登場人物 作者 016 「いーちゃんに会いたい」 想影真心、とがめ ◆T7dkcxUtJw 030 混沌は始まり、困頓はお終い 想影真心、時宮時刻、零崎人識、櫃内様刻、病院坂黒猫、病院坂迷路、とがめ、(日和号) ◆mtws1YvfHQ 053 骨倒アパートの見るものは 想影真心、真庭鳳凰 ◆xzYb/YHTdI 097 赤く染まれ、すれ違い綺羅の夢を 想影真心、鑢七実、球磨川禊 ◆PKyKffdMew 109 友情の手前、憎しみの途中 哀川潤、想影真心、西条玉藻、貝木泥舟 ◆ARe2lZhvho 117 撒き散らす最終(吐き散らす最強) 哀川潤、想影真心、西条玉藻 ◆aOl4/e3TgA 132 Overkilled Red(Overkill Dread)前編 玖渚友、哀川潤、想影真心、宗像形 ◆wUZst.K6uE 西条玉藻――9話 話数 題名 登場人物 作者 011 真庭狂犬の災難 玖渚友、西条玉藻、無桐伊織、真庭狂犬 ◆H5vacvVhok 032 偶然目が合ったので 西条玉藻、貝木泥舟 ◆mtws1YvfHQ 048 冒し、侵され、犯しあう(前編)冒し、侵され、犯しあう(中編)冒し、侵され、犯しあう(後編) 西条玉藻、零崎人識、零崎双識、鑢七実、貝木泥、舟球磨川禊、江迎怒江 ◆xzYb/YHTdI 065 何に狂うか何に病むか 西条玉藻、江迎怒江 ◆mtws1YvfHQ 082 つばさゴースト 西条玉藻、羽川翼、(四季崎記紀) ◆0UUfE9LPAQ 096 再覚醒 哀川潤、西条玉藻 ◆PKyKffdMew 109 友情の手前、憎しみの途中 哀川潤、想影真心、西条玉藻、貝木泥舟 ◆ARe2lZhvho 117 撒き散らす最終(吐き散らす最強) 哀川潤、想影真心、西条玉藻 ◆aOl4/e3TgA 131 零崎舞織の暴走 西条玉藻、無桐伊織、櫃内様刻、真庭鳳凰 ◆ARe2lZhvho 時宮時刻――5話 話数 題名 登場人物 作者 015 全てが0になる 時宮時刻、零崎人識、櫃内様刻、病院坂黒猫、病院坂迷路 ◆H5vacvVhok 030 混沌は始まり、困頓はお終い 想影真心、時宮時刻、零崎人識、櫃内様刻、病院坂黒猫、病院坂迷路、とがめ、(日和号) ◆mtws1YvfHQ 052 善意の裏には悪意が詰まっている 時宮時刻 ◆xzYb/YHTdI 071 四人 時宮時刻 ◆mtws1YvfHQ 090 切望(絶望) 時宮時刻、鑢七実、球磨川禊 ◆0UUfE9LPAQ
https://w.atwiki.jp/sinnisioisinrowa/pages/96.html
虚数にしてやるぜ!!! ◆xzYb/YHTdI 「『不解』。なぜわたしは生きているのだろうな」 不忍のお面を被る男、左右田右衛門左衛門は確かに鑢七花によって、殺されたのである。 その彼が今ここで立っているのは、本来異常なことである。 「ふむ、まあ考えていても仕方がないな。――――――――では姫さまのために動くとするか」 そう言うと、彼は歩き始めた。 仮面の下には、殺意に満ちた目がぎらついていた。 ◇ 「得物は、刀…普通の刀だな。しかし あの無力そうな少年を殺すには、十分過ぎる得物だな。得物も持っていないようだしな」 そう言うと、片方の手に握っていた、脇差を静かにディパックに収め、右手には、本差の刀を握られる。 脇差の刀をしまったのは、特にこれと言って、理由は無い。 ―――――だが、『いざという時』のために残しておくのも悪くない。そう言う考えがあったりなかったり。 それは、『不解』。 さて、無力そうな少年、――――つまるところ、球磨川禊は左右田右衛門左衛門に気づいていなかった。 そして、それをいいことに、それを狙い、左右田右衛門左衛門は、球磨川を気配を消してこっそりと、襲った。 …はずだった。のだが、球磨川は死んでいなかった。そしておかしなことに 彼の手にはまずそもそも武器と呼べるような品物なんてどこにも無かった。簡単に言うのであれば、何も持っていなかった。 「――――――――――ッ!!」 『全く、酷い事するなあ。後ろからこっそりと襲うなんて。 そんなの、三流の悪役のすることだぜ。やってること古いって』 右手で自身の頭をポリポリと掻きながら言う球磨川。 彼の生きていた時代ではまだまだ現役のやり方。 しかし残念ながら、それは今回は関係がない。 それ以上の問題に、左右田は思考する。――――――――考えたところで理屈を求めるのは不可能なのだけど。 左右田はいきなりしっかり気配を消して襲ったはずだが、なぜか見破られ、 左右田はいきなり刀を消した。これもまたありえないことだった。 「『不得禁』。正直驚きが隠せないのだがな。少年」 『ははっ、そうだね。でもあなたほどじゃないよ。あんなに上手く気配を消せるなんて。 そんなことできたら、僕もわざわざ「大嘘憑き(オールフィクション)」を使わず消したのになあ。 まあいいんだけどね。それで何か教えてほしい?今なら、命と引き換えに教えてあげるよ☆』 「――――――――するとでも思ったか」 『はははっ!冗談だって。本気にしないでよ。―――――でも、まぁいいよ、今僕は機嫌が良いからね。初めて誰かに勝てそうな予感がしてならないんだ』 「――――――よく分からないが………ではなぜわたしに気づけた」 『いや。別に偶然だよ偶然。ちょっとのどかわいたな―。と思って 水を出そうと振り向いたらあなたがいただけだよ。』 「とてもそうとは見えないがな。では何で刀は消えたんだ」 『『不笑』笑えないねえ。そりゃ聞くのは許可したけどさぁ……少しは考えようよ。 考えたところで「異常」のあなたには分からないだろうけどね』 『だから教えてあげる。これは僕の過負荷「大嘘憑き」さ。 全てを現実を虚構にする過負荷だよ。分かった?』 全ての物事を、無かったことにする。 球磨川が万全の状態でさえあれば、 例え、それが致命傷であろうと。 例え、それが視覚であろうと。 例え、それが気配であろうと。 例え、それが『死』であったとしてもだ。 「反則だな」 『まあ。しょせん欠点だからね。通常運行はできないよ』 「『不解』。ではその欠点とやらで、わたしを殺せばいいではないか」 『うんうん。それなんだけどさあ、聞いてよ。 何でか知らないけど、人が消せないんだよね。この首輪も。全くありえないよ』 「ほう。ではまだわたしは貴様に勝てる要素はあるということだな」 『そうだね。人を消せない今。僕に勝ち目なんかないよね。何故か勝てそうな予感がプンプンするんだけど』 「ではおとなしく殺されるのかな」 『いや。勝負は最後まで諦めない。これは僕の座右の銘だよ』 「まあどちらでもいいがな」 『そうだよ。男の真剣勝負に理由はいらないよ』 「では、貴様は何と言って死ぬのかな?」 『いいね。決め台詞か。カッコいいね。キャラが立ってるよ。 僕もそうゆーの欲しいな。そうだなあ…。よしこういうのはどうかな?』 そして少し思考する仕草を見せて、次の瞬間には、堂々と、その『台詞』を発していた。 『いいぜ。かっかてきな。そのかわりテメェの全てを、虚数にしてやるぜ!!!』 『とかは?』 案外真面目で、真剣な顔で聞く球磨川。 ださいということはことは言うまでもない。 「『不悪』。悪いがわたしはそういったものに興味はないからな」 『ふぅん。まあいいや。かっかてこいよ。エリート皆殺しを変えるつもりはないからね』 「『不解』。わたしには貴様の思考がよくわからないな」 『分かってもらわなくて結構だよ。めだかちゃんじゃないんだから』 「誰のことだかは存じないが、そろそろ本気でいかしてもらうぞ」 その言葉を境に、場の空気は変わった。 シリアスな空気に移り変わった。 左右田は、崩れかけていた構えの姿勢を整えなおす。 『そうだね。正々堂々とね』 球磨川も、それに呼応するかのように構えの様な姿勢を保つ。 その両手には突如出現した、大螺子二本。 「貴様が言えたことか。まあいい。どうせ貴様はここで死ぬのだからな」 『怖いこというなあ。週刊少年ジャンプだったら規制させられちゃうよ』 「では、左右田右衛門左衛門――――参る」 『ん?ああ。じゃあ球磨川禊、いくよ』 二人の戦士は、動き出した。――――――――――そう思った時期もありました。 ◇ 勝敗は一瞬でついた。これを勝負といっていいのかいささか疑問が残るが、 では、これがその一部始終だ。 先手を切ったのは左右田右衛門左衛門だった。 「相生拳法―――背弄拳」 これは常に相手の背後をとる技であり遠い昔に存在が消えた技である。 本来相手に背後をとられるというのは勝負では、ほぼ負けも決定したも同然だ。 しかし、球磨川は死んでいない。 別に左右田右衛門左衛門がわざと殺していない訳ではない。 というよりはまずなぜか左右田右衛門左衛門は球磨川の背後にいなかった。 おかしな事に左右田右衛門左衛門は球磨川の下にいた。 これは地面に伏せているわけではない。ではなにか。それは 球磨川の前にポッカリとあいた穴に落ちていた。 簡単に言うと超即興落とし穴に左右田右衛門左衛門は落ちた。 この勝負、球磨川禊が勝利を収めたのである。 ――――――いや、そうではない。 そもそも、彼、球磨川禊という人間は、『勝てない人間』なのだから。 『敵前逃亡……やっぱり僕は、誰にも勝てないね』 特に感情も、こめずに、特に感慨もなく、ただ『台詞』を発する。 顔には笑顔。 それ以外、何もない 『それにしても――――――綺麗にきまったね。ジャンプのギャグ漫画みたいだったよ。 いいもん見せてもらったね。それで…左右田ちゃんだっけ。 一応3メートルくらいの高さにはしておいたけど、まだ生きているなら、まあ頑張れ』 そう言うと球磨川は去って行った。 『それじゃあ、また明日とか』 そう言い残して。 ◇ 結論から言うと、左右田右衛門左衛門は生きていた。 腐っても元忍者である。高所から落ちるのは何のことはない。 「『不笑』。笑えないな。…どうしたものか。………とりあえず登るか」 そう言って1人悲しく登るのであった。 【1日目/深夜/C-1】 【球磨川禊@めだかボックス】 [状態]『健康だよ』 [装備]『大螺子が2個あるね。』 [道具]『支給品一式とランダム支給品が3個あるよ』 [思考] 『基本は疑似13組を作って理事長を抹殺しよう♪』 『1番はやっぱメンバー集めだよね』 [備考] ※『大嘘憑き』に規制があります。 存在、能力をなかった事には出来ない。 自分の生命にかかわる『大嘘憑き』:残り2回。 他人の生命にかかわる『大嘘憑き』:残り3回。 物質全般を消すための『大嘘憑き』はこれ以降の書き手さんにお任せします。 【左右田右衛門左衛門@刀語】 [状態]健康 [装備]「不忍」のお面@刀語 [道具]支給品一式、ランダム支給品(0~2)、脇差@不明 [思考] 基本:参加者は命が無い限り殺すが、七花など勝てない相手とは戦わない 1:とりあえず出よう 2:いたら姫さまを探そう。 [備考] ※死亡後からの参加です。 「許せねえな」 時系列順 虚刀流、道を決める 「許せねえな」 投下順 虚刀流、道を決める START 左右田右衛門左衛門 今は不忍と未だ不完全 球磨川禊のパーフェクトマイナス教室 球磨川禊 +と-、二人の考え方
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/3549.html
2 壊れ物(マガイモノ) おれは変態である。逃げも隠れもしない。おれは変態である。 どこぞの熊は言い逃れとして変態という名の紳士だとかほざいてやがったが、おれはあんな見苦しい真似はしない。 おれは言うなれば変態という名の変質者だ。 女子を見れば普通に欲情する至って健全な高校生。 小学生女子を見れば紺のスク水を着せてみたくなる。 中学生女子を見れば初ブラジャーを初々しく着用する姿を想像して悶える。 高校生女子を見ればぴっちりとした瑞々しい太ももを惜しげなく晒すブルマを履かせてみたくなる。 大学生女子を見れば普段ありのままの姿で慣れない大人の色気を放とうと努力している姿を観察してみたくなる。 それ以降も勿論見れば見るほど欲情の対象だ。 どんな後期高年齢者な老人のおばあさんであろうとおれは尊重する。 おれが性に興味を持ったのはなんのことはない。 当時中学生たるおれたちの義務を全うしたまでだ。 まあ、他の男子はそういうことを表沙汰にしたがらないけどおれはそういうことはしない。 おれは正面切って斬りこんでいく。 高校生たる他の女子の反応も楽しくて仕方がない。 おれはぶつのも好きだが、ぶたれるのも好ましい。脚色はあらず。快感さ。 いやー高一のときは真っ赤になりながら罵ってくれたものだが、最近は半分の人間は冷えた笑顔で「死んでくれ」って言ってくれる。 溜まらないよ、まったく。あの学校はおれのハーレムだ。元女子高からの共学ということもあり男子に比率も低い。 わざわざ苦労して頑張って勉強した甲斐があったというものだ。ん? ああ勿論大学の志望校はできるだけ女子の多い所に行こうかな、って。 で、だ。 そんな事はどうでもいい。 ていうかおれもその大学いけるかどうかが危うくなってきた。 別に成績な意味ではないさ。 違う、そうじゃない。 じゃあなにか。決まっている。 運命の仕業だ。 運命論、宿命論。 特別信じている訳ではないが時には肯定もする。まあ相対的に否定もするが。 殺し合い。まごうことなき殺し合い。 意味が分からなければ辞書をやる。今はないけど。 いや。 もっと正しく言うとそこまではいい。 それ以上に問題なのが―――――女の人までも参加しているって言うことだ。 したくもないが、最低限男を殺すことならやってやる。正当防衛。 繰り返すがおれは女性が大好きだ。愛している。詐欺にだって掛かってやろう。 女性であれば問答無用でおれの嫁だ。 おれは女性であれば無償の愛を捧げよう。無駄な恋に溺れよう。 女性が望むならおれはここにいる男を撲滅しよう。 女性が望むならおれはこの物語の頭を滅殺しよう。 宣言、及び義務だ。もしくは枷だ。 おれは女の味方でいよう。 正義の味方でも悪の味方でもなく。 善人を目指すわけでも悪人を志すわけでもなく。 偽善者になるわけでも偽悪者になるわけでもなく。 むろんペット、奴隷としては動かない。 おれがおれとして、自己証明のために、自分の心を支える為に。 女性に縋る形で、おれはおれの在り方を。 探し、求め、手に入れる。 おれがおれを決めたらそれはきっとおれじゃない。 きっと狂いに狂った、「おれ」を名乗る誰かなのだろう。 女好きの情けないヘタレがおれなんだ。 女好きの頼れるヒーローがおれなんだ。 騎士のように女に忠誠を尽くすのがおれなんだ。 戦士のように欲の為に薙ぎ倒すのがおれだから。 「さて、以上が俺の受け売りだ」 「『ふぅーん…なかなかいいんじゃない?でもさ』」 『僕はやっぱり…裸エプロンをさせてやるのがいいと思うんだよ。』 『裸エプロンの良さと言うのはたくさんあるけれど、やはり大きく分けて3つあると思うんだよ。』 『まずは胸―――これに関してはやはり横から眺めるのが素晴らしいと思うんだよね。』 『普通としてみるのなら大きい方がいい――――でもそうならないのが裸エプロンの素晴らしいところだよ。』 『おっと、これから先はいろいろ問題だからジャンプらしく規制と行こうじゃないか。』 『でも、一つだけ言えることは、裸エプロンは小学生だろうが、中学生だろうが、高校生だろうが、合法ロリだろうが、メガネッ娘だろうが合うんだよ。』 『若干一人、安心院さんだけは気に入らないけど…結果的に僕は裸エプロンは誰がしても合うものだと思っているんだよ。』 『だから、君の意見には賛成も反対もしない。』 『さらに『過負荷』な方向に助長するよ。』 『僕も変態だ、それは逃げも隠れもしない。』 『どんな人間だって壊せれるくらい愛してやれるつもりだぜ?』 『ただし、安心院さん――――テメェはダメだ。』 『中学生のころは好き勝手やらせてもらったりもしたね。』 『学校をダメにして、壊していく――――それがとても楽しかったよ。』 『でも――――いつの間にかそれは一つの化物を倒すという目的を持った物に変わっていった。』 『話は変わるけど――――僕は今箱庭学園っていうところに在籍しているんだけどね。』 『その前に―――なんだったか、高校の名前は忘れたよ。』 『でも――――そこにとってもクレイジーでクレバーな人がいたんだよ。』 『あれもある意味での恋心って言うのかな?仲間心だったのかもしれないね。』 『そんな彼女でも、僕は裸エプロンで傅かせたいと思ったような覚えがあるよ。』 『まぁ、彼女がどこに行ったかは知らないけどね…もう僕にとっては昔の思い出さ。』 『でも――――昔と言うのはとても大事で重要なことだ。』 『忘れてはいけない――――でも忘れてしまう。』 『忘れたくても忘れられないような奴もいるけどね。』 『まぁ、それはどうだっていいとしよう。』 『僕が言いたいのは、裸エプロンが最高と言うことさ。』 『さて、これが僕の考えだよ、熊本ちゃん』 「……ふふふ、はっはっはっは!良いなあんた!最高じゃねぇか!類は友を呼ぶって言うのはこういうことを言うんだな! そこらへんの男なんざ糞喰らえだが、あんたは違うな!なんだかもう一人の自分に会えたみたいだ!ワクワクしてくるな!」 『それはこっちもだよ、熊本ちゃん――――僕みたいにここまで壊れている人間を見るのは久しぶりだよ』 「…さて―――あんたはこの殺し合いについてどう思う?」 『急な事を聞くね―――――僕は彼女の言いなりになってやる気はないよ。 僕は彼女の事が嫌いだし、彼女も僕の事をどうとも思っていない。 だから聞いてやる義理なんてないじゃないか』 「じゃあ――――もしあんたが大事な人を殺されたらどうする? もしここに恋人がいたとする、そいつが殺された。優勝すれば生き返すことができる。 あんたはその時『今』を保っていられるのか?あんたの信念は健在なのか?」 『さぁね、僕は大事な人はいる覚えもないし、同課は知らないけどさ。 それでも僕は同じだよ―――安心院さんをなんとしてでも倒す。 僕には出来ない仕事かもしれないさ。僕は所詮物語の『一部』でしかないからね。 『主人公』ってものには勝てないんだよ――――でもね、『一部』であろうが僕は『物語』を無茶苦茶にしてやるよ。 それが僕のあり方だから、だれにも否定は出来ないさ。たとえそれが『主人公』だろうが、『ラスボス』であろうがさ。 僕は囚われてやることなんかしないさ。だから――――すべてを『無かった事にする』のさ』 「無かった事にする――――だって?」 『ああ、僕は今大分抑えられているが、すべてをぶち壊す力を持っている。 それでも、彼女には勝てないんだろうさ。でも――――戦いは一人でする者じゃないってことくらいは知っている。 だから僕は、チーム、同盟だね――――それを組んで、彼女の目論見をぶち壊してやるのさ』 「ふぅん――――あんたは面白いな、俺の言葉を使っても曲がらないなんてさ。 最高だ――――そして、最低だ―――――最強で――――最凶な――――――最狂な人間だ。 俺以上に壊れているなんてな、ある意味レアを超して異常事態だな」 『いや、君も僕も同じものさ。壊れている――――壊すもの、それはすべて同じさ。 多少壊れ方が違うだけですべて同じなんだ、さて――――じゃあ本題に入ろうじゃないか』 「……ふふふ、はっはっはっは!良いなあんた!最高じゃねぇか!類は友を呼ぶって言うのはこういうことを言うんだな! そこらへんの男なんざ糞喰らえだが、あんたは違うな!なんだかもう一人の自分に会えたみたいだ!ワクワクしてくるな!」 『それはこっちもだよ、熊本ちゃん――――僕みたいにここまで壊れている人間を見るのは久しぶりだよ』 「…さて―――あんたはこの殺し合いについてどう思う?」 『急な事を聞くね―――――僕は彼女の言いなりになってやる気はないよ。 僕は彼女の事が嫌いだし、彼女も僕の事をどうとも思っていない。 だから聞いてやる義理なんてないじゃないか』 「じゃあ――――もしあんたが大事な人を殺されたらどうする? もしここに恋人がいたとする、そいつが殺された。優勝すれば生き返すことができる。 あんたはその時『今』を保っていられるのか?あんたの信念は健在なのか?」 『さぁね、僕は大事な人はいる覚えもないし、同課は知らないけどさ。 それでも僕は同じだよ―――安心院さんをなんとしてでも倒す。 僕には出来ない仕事かもしれないさ。僕は所詮物語の『一部』でしかないからね。 『主人公』ってものには勝てないんだよ――――でもね、『一部』であろうが僕は『物語』を無茶苦茶にしてやるよ。 それが僕のあり方だから、だれにも否定は出来ないさ。たとえそれが『主人公』だろうが、『ラスボス』であろうがさ。 僕は囚われてやることなんかしないさ。だから――――すべてを『無かった事にする』のさ』 「無かった事にする――――だって?」 『ああ、僕は今大分抑えられているが、すべてをぶち壊す力を持っている。 それでも、彼女には勝てないんだろうさ。でも――――戦いは一人でする者じゃないってことくらいは知っている。 だから僕は、チーム、同盟だね――――それを組んで、彼女の目論見をぶち壊してやるのさ』 「ふぅん――――あんたは面白いな、俺の言葉を使っても曲がらないなんてさ。 最高だ――――そして、最低だ―――――最強で――――最凶な――――――最狂な人間だ。 俺以上に壊れているなんてな、ある意味レアを超して異常事態だな」 『いや、君も僕も同じものさ。壊れている――――壊すもの、それはすべて同じさ。 多少壊れ方が違うだけですべて同じなんだ、さて――――じゃあ本題に入ろうじゃないか』 球磨川禊は左手を差し出す。 左手の握手は不敬の印である。 だが―――球磨川禊はそれくらい知っている。 壊れ物だから――――マガイモノだから――――。 あえて左手を差し出す。 「上等だ―――よろしく頼むぜ―――――球磨川」 『よろしくね、熊本ちゃん。ここに、裸エプロン同盟の結成だ』 「いや、変態同盟の方がいいな―――そっちのがしっくりする」 『いいや、裸エプロン同盟だね――――なんたって……』 熊本潤平が左手を握る。 その瞬間、ここに二人の紛い物が組み合わさった。 最強にして、最凶にして、最狂の二人組。 この二人を制せれるモノなど――――いないのであろうか。 それは、分からない。 これはあくまで、作られ、造り、創った物語だから。 【朝/F-7学校】 【熊本潤平@他の方のオリキャラ】 [状態]変態、健康 [所持品]基本支給品、不明支給品 [思考・状況] 基本 女を守る 1:球磨川禊と行動、そして彼に興味 2:飯島遥光と合流する [備考] ※数だけロワ参戦前からの参戦です 【球磨川禊@めだかボックス】 [状態]健康 [所持品]基本支給品、不明支給品 [思考・状況] 基本 『安心院さんの目論見を潰す』 1:『熊本ちゃんと行動しよう』 2:『善吉ちゃんがキーマンなのかな?』 3:『熊本ちゃんは僕に似ているね』 [備考] ※宗像形との戦いの直後からの参戦です ※「却本作り」は1時間に1回使用できます ※「大嘘憑き」に関しての規制内容は以下の通り 1.他人を生き返らせることは不可能。 2.自分の傷を治すものは6時間に1度のみ使用可能。 3.物に関してはある程度の質量を超えるものからは『無かった事』にできない。 これ以外にも増える可能性があります。 前の話 次の話 忘【ハンテン】 SS順 哀・愛・会 START 球磨川禊 [[]] START 熊本潤平 [[]]
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/1070.html
『…………』 上条の言葉に球磨川を始め誰も口を開こうとしない。 静寂が、場を支配する。 『はぁ……』 それを破ったのは、球磨川の漏らす溜息の音。 『何でそんなことができるのか分からないって、上条ちゃん、そんな当たり前の事を言わないでほしいな』 やれやれと首を振るう球磨川に対し、上条は言葉を出せなかった。 激昂するわけでも、言い訳をするわけでも、ない。 ただ球磨川は興が削がれた様に先ほどまでの笑みを消し、ただただ上条に対し落胆をしているように見えた。 『人間が、人間を理解するなんて不可能に決まっているじゃないか。それとも上条ちゃんは読心能力でも使えるのかい?』 『使えないよね、だって君はそんな利点のある能力者じゃない。どう足掻いても殺すだけの人間だから』 『第一、そんな能力を持っていたとしても本質的な意味では理解することなんてできない』 多勢に無勢のこの状況で、御坂に追い詰められた時よりも不利なこの場面でも、球磨川は淡々と言葉を吐き出す。 命乞いの嘘もつかず、適当な理由を並べるわけでもない。 真正面から上条の言葉を否定する。 『分からないのに、分かってもらおうとするなよ』 「っつ!!」 その言葉に後頭部を殴られたかのようなショックを覚える上条。 ゆらゆらと視界が揺れる。 『そこに居る打ち止めちゃんや花飾りちゃんから聞いたのか知らないけど、それだけで僕達(マイナス)を理解したつもりだった?』 球磨川の言葉で御坂と一方通行は入り口にへと目を向ける。 「打ち止め……」 「初春さん……」 そこには心配そうな眼差しで上条たちを見つめる二人の少女が居た。 実は上条がここに来れたのは初春がC棟の妹達の調整室で眠る上条を発見したからだった。 その途中、ビーカーに閉じ込められていた打ち止めを発見した二人は、幻想殺しでビーカーを破壊、救出しこの部屋へと向かったのだ。 球磨川が言う様に、上条がこれまでの経緯を把握しているのは二人が現場に向かう中、彼に説明したからである。 『いいかい、上条ちゃん。人間が他人を理解したって思うのは他人と同じ意見を持った時か、他人を自分色に染めた時にそう思っちゃうんだよ』 「…………」 球磨川の話に何を言い返すわけでもなく、ただ公演を聴く一人の観客のように黙り込む上条。 『例えば同じ趣味を持っていたとき。例えば同じ相手を好きになったとき。例えば同じ敵を前にしたとき。そうだね、後は……』 そして球磨川は再び仮面のような笑顔を浮かべ、こう言った。 『自分の思想を無理やり相手に押し付けて、それが正義だと思ったとき、ぐらいかな』 『例えば、今までの上条ちゃんが“敵”にしてきたみたいにね』 数々の相手に振るったその拳と言葉は球磨川には届くことはなく、逆に上条の信念を再び揺らがすことになった。 「……でも、だからって目の前の人を助けない訳にはならねぇだろうが!!」 登場したときのように吼える上条だったが、どこかその言葉は弱く感じてしまう。 「皆が幸せになりゃあそれが一番だろうが!!」 もはや上条の言葉は誰かを正す為のものではなく、今にも倒れそうな自身の体と信念を支える為のものだった。 『皆が幸せに、か……』 「そうだ!」 球磨川はそんな上条に対し再び深い溜息をつく。無感情な無表情を浮かべ上条を見つめる目は、もはや落胆ですらなく哀れなものを見るそれだった。 ガシガシと頭を掻き、面倒くさそうに球磨川が言った言葉は、上条の主張を打ち砕く。 『でも、その皆ってのに僕は入ってないんだろう?』 もう、どんな言葉も球磨川には届くことがない。この場に居る人間は例外なくそう思った。 『涙子ちゃんも、ミサカちゃんも、天井ちゃんも、姫神ちゃんも……あぁ青髪ちゃんは少し違うけどさ』 『みーんな僕に感謝してくれたよ』 『心のどこかに抱えた感情を受け入れてくれたことが嬉しかったんだろうね、誰も彼女達に目を向けなかったんだろうね』 『能力者(プラス)が、生きている者(プラス)が、成功者(プラス)が、人気者(プラス)が』 『僕達(マイナス)に少しでも気をかけてくれたら、こうならずに済んだかもしれないというのに』 球磨川の言葉は止まらない。 球磨川の過負荷は止まらない。 『涙子ちゃんがどんな気持ちで能力者を見ていたのか』 『ミサカちゃん達がどんな気持ちで死に、今を生きているのか』 『天井ちゃんがどんな気持ちで成功しようと努力していたのか』 『姫神ちゃんがどんな気持ちで存在証明を探していたのか』 『青髪ちゃんがどんな気持ちで今まで生きてきたのか』 『他人は理解はできないけど、上条ちゃんは他人をちゃんと理解しようとしたのかな?』 『いいよ、上条ちゃんが全部自分の思い通りに事が運ぶと思うなら、他人を無理やり幸福(プラス)に導こうとするなら』 『そのふざけた現実をぶち殺してあげるね』 「っ……そ、それは」 『それは、なんだい?上条ちゃん。何か間違いがあったら教えてほしいな』 弱弱しく言葉に詰まる上条。もはや、自分の信念など音をたてて崩れ落ちていた彼の足は、小さく震えていた。 それは恐怖でも、畏怖でもない。 純粋に上条当麻が否定された為だった。 「何をビビってるのよ!!」 と、今にも崩れ落ちそうな上条にかかる一つの叫び。御坂の声だった。 「例えそれが偽善でも、間違いでも、自己満足でも私達がアンタに助けられたことは事実なのよ!!」 妹達を巡る事件の時、自らの命を差し出してまでも実験を止めようとした御坂を救ったのは紛れもない上条の言葉。 「そうだよ!ヒーローさんのおかげでミサカ達はこうやって生きてるし、あの人も変われたんだから!」 姉の言葉を続けるように、小さな体を震わせながら打ち止めも叫ぶ。 打ち止めの言葉に、一方通行は小さく舌を打つ。 「そうだァ三下……悪党は主人公に負けるってのが物語のお約束だろうがァ……」 どこかバツが悪そうな表情を浮かべながら一方通行も上条へ言葉を送る。 「その通りです!」 初春も、それに続く。 「だからアンタは今まで通り――」 思い切り息を吸い、御坂が上条に向けて伝えた言葉は。 一人で何でも抱え込む素直じゃない彼女が今まで誰にも伝えられなかった言葉だった。 それは。 「私達を助けてよ!!」 助けてほしいという、願いだった。 『あらら、嫌われたもんだね。まぁいいかこんな役回りは僕の役目だからね』 声援を浴びる上条を他所にどこからか取り出した螺子を構える球磨川。 『ちょっと長々と話しすぎちゃったね。ここは週間少年ジャンプみたいに戦って決着をつけようか』 立ち尽くしたまま動かない上条に、襲い掛かる球磨川。そしてゆらりと挙げた右手で球磨川の螺子を掴む。 その瞬間、球磨川の螺子は消滅してしまう。 「わかったよ球磨川……」 そして空いていた左手で拳を握り、球磨川の顔面へと叩きつける。 衝撃で仰け反り、顔面を押さえながら悶絶する球磨川に向け、上条は決意の言葉を投げる。 「俺は、お前を助けない」 球磨川は一瞬でダメージをなかったことにして、醜悪で、凄惨な笑みを浮かべる。 それは上条がこの部屋に来たときと同じ、どこか嬉しそうな笑顔。 『そう、それでいいんだよ。これで心おきなく戦える』 「ああ、何の気兼ねなくな」 向き合う上条にもう迷いはない。 「俺は、俺の幻想を守る為にこの拳をお前に振るう」 『そう。だったら僕はただ何となく君を螺子伏せることにするよ』 「いくぜ、大嘘憑き」 『おいでよ、幻想殺し』
https://w.atwiki.jp/xr8drowa/pages/17.html
キャラ別追跡表 ネタバレ注意 テンプレ 総話数 【名前】 話数 題名 登場人物 死亡者は名前の欄が赤くなっています クリミナルガールズ・INVITATIONの追跡表 如月恭華 片木左子 片木右子 初来慎 姫上綾乃 間名瀬美雨 テイルズオブリバースの追跡表 ヴェイグ・リュングベル マオ ユージーン・ガラルド アニー・バース ティトレイ・クロウ サレ ToLOVEる・ダークネスの追跡表 結城梨斗 金色の闇 モモ・ベリア・デビルーク ナナ・アスタ・デビルーク 黒咲芽亜 ペルソナ4・ゴールデンの追跡表 鳴上悠(主人公) 花村陽介 クマ 足立透 9Sの追跡表 坂上闘真 峰島由宇 真目麻耶 クレール 伝説の勇者の伝説の追跡表 ライナ・リュート フェリス・エリス シオン・エスタール キファ・ノールズ VS!!の追跡表 戦闘員21号 レヴィアタン 緋崎秀一 姫宮桜 烈火の炎の追跡表 花菱烈火 佐古下柳 紅麗 葵 めだかボックスの追跡表 黒神めだか 人吉善吉 球磨川禊 疾走する思春期のパラベラムの追跡表 佐々木一兎 長谷川志甫 空色パンデミックの追跡表 仲西景 穂高結衣 ZETMANの追跡表 神崎人 天城高雅 キルミーベイベーの追跡表 折戸やすな ソーニャ 非参加者(主催、意志持ち支給品など)の追跡表 ▲上へ戻る
https://w.atwiki.jp/letsrebirth/pages/26.html
【オープニング】 No タイトル 登場キャラクター 場所 時間 作者 OP Epilogue-できない■■が、くり返す- 不明 不明 不明 ◆MZYnmmtZ2U -021 仲村ゆり&セイバー 仲村ゆり、セイバー(斎藤一) ◆MZYnmmtZ2U -020 ネギ&ランサー ネギ・スプリングフィールド、ランサー(金木研) ◆MZYnmmtZ2U -019 スタン&アーチャー スタン、アーチャー(瑞鶴) ◆MZYnmmtZ2U -018 千鳥チコ&アーチャー 千鳥チコ、アーチャー(今川ヨシモト) ◆tHX1a.clL. -017 霧嶋董薫&アーチャー 霧嶋董香、アーチャー(ヴェールヌイ) ◆dM45bKjPN2 -016 南条光&ライダー 南条光、ライダー(ニコラ・テスラ) ◆GO82qGZUNE -015 長谷川千雨&ライダー 長谷川千雨、ライダー(パンタローネ) -014 ラカム&ライダー ラカム、ライダー(ガン・フォール) ◆zhWNl6EmXM -013 神楽坂明日菜&キャスター 神楽坂明日菜、キャスター(超鈴音) ◆MZYnmmtZ2U -012 八神はやて&キャスター 八神はやて、キャスター(ギー) ◆GO82qGZUNE -011 竜ヶ峰帝人&アサシン 竜ヶ峰帝人、アサシン(クレア・スタンフィールド) ◆MZYnmmtZ2U -010 音無結弦&アサシン 音無結弦、アサシン(あやめ) ◆GO82qGZUNE -009 神条紫杏&アサシン 神条紫杏、アサシン(緋村剣心) ◆7WJp/yel/Y -008 戦争屋と死神 アリー・アル・サーシェス、アサシン(キルバーン) ◆69lrpT6dfY -007 ケイジ&アサシン キリヤ・ケイジ、アサシン(T-1000) ◆uYhrxvcJSE -006 ボッシュ=1/64&バーサーカー ボッシュ=1/64、バーサーカー(ブレードトゥース) ◆ZnyqsGLe0. -005 本田未央&しろがね 本田未央、しろがね(加藤鳴海) ◆4oYTACNEQs -004 前川みく&ルーザー 前川みく、ルーザー(球磨川禊) ◆r3IajhLtCQ -003 御坂妹&レプリカ(エクストラクラス) 御坂妹、レプリカ(エレクトロゾルダート) ◆ZjW0Ah9nuU -002 ヒロイン&ヒーロー 北条加蓮、ヒーロー(鏑木・T・虎徹) ◆T9Gw6qZZpg -001 黄金螺旋階段の果てに グリム=グリム ◆GO82qGZUNE 【開幕前】 No タイトル 登場キャラクター 場所 時間 作者 000 黄金のホーリーグレイル-what a beautiful phantasm- 盲目の生贄達 冬木市 日常 ◆MZYnmmtZ2U Next 【1日目】、【001~050】
https://w.atwiki.jp/vipdetyuuni/pages/2360.html
「人が上がるのは難しい、けど堕ちるのは実に簡単なんだよ」 能力 【虚言実行】 自他問わず発言を否定する事により、反対の事象を具現化する事ができる これは重ね掛けする事が可能で、結果的に元の意味を具現化することも可能 (例:発言Aに対し能力発動→事象B(発言Aとは反対の事象)が発生 →事象Bに対し能力発動→事象A(発言Aに沿った事象)が発生 つまり、「雨が降っている」といった相手を確固たる意志で否定すれば晴れる 能力の発動対象となる発言はどの様な物でも構わないが、生物一般の生死に関わる事に対しては効果が無い 能力の発動方法は、確固たる意志を以って誰かの言葉を否定する事(軽い気持ちで言ったのでは発動しない) 能力の使用は一レスに付き一回まで(重ね掛けは連続した一回とする) 性別 男 名前 虚白(こはく) 年齢 16 能力分類 【特殊系】 身長 165cm? 体重 忘れた 趣味 散歩 好きな色 黒、白 好きな食べ物 ピーマン、セロリなど 嫌いな食べ物 不味いもの 得意ゲーム チェス、ポーカー 好き 駄目な人、平和 嫌い 元から何でもできる人、自分に対する攻撃 性格、容姿 いつも白い服を着ていて、髪の毛は正反対の漆黒の色をしている 顔は常に笑顔である、イメージとしてはめだかボックスの球磨川禊 人類は皆平等でなければならないと考えている だからみんなのレベルを落とせばいいと考えている そのために新しい勢力を作ろうと計画中 ただいま同志を現在募集中 話し方がころころ変わる? 仕様です +謎のノート 【氷柱細剣】と雑談する、あの人はあっち側の人間だ 勧誘しようと思ったけどやめた 【手晶凶刃】と模擬戦をする、やっぱり剣は痛いなぁ 【火竜炯劔】と殺し合いをする、天才(笑)のお兄さんの剣は面白かったな 【蛮勇引力】と雑談をする、引き込みたかったけど彼女には帰る場所があるようだ 【四字導師】《AAAA-Magic》と雑談する、面白い体質の人間がいたものだ 【重力皇女】と模擬戦をする、その後俺は負けたので下僕になった 【呪具生成】と雑談する、それはリアカー引きながら旅をする人じゃないものだった 【朱ノ鳥居ヲ守ル者】と雑談する、あの少女は果たして帰って来れたのかな? 【蟇弧護法】の卓矢と雑談する、ついでに美味しい野菜を売る人の情報を手に入れた 【蟇弧護法】こと卓矢のお兄さんとまた話したよー、土の人を探さないとねー
https://w.atwiki.jp/bk_ucp/pages/109.html
黒騎士団外伝 第三章② 千雪『なるほど。私はもう一人の不明体さんにやられました』 タキ『………』 千雪『不明体さんの能力はまだわかりませんが』 タキ『オールフィクションは無かったことにする[スキル]ですよ』 千雪『タキさん…知ってるのですか?』 タキ『まぁ、前に本人が自慢げに説明してくれたことがあったから』 千雪『ということは?』 タキ『ん?、たぶん千雪さんの予想どおりかなと(笑)』 黒騎士『!?二人とも例外の一人がわかっているの!?』 千雪『私のは予想ですが……いえ予想より確信に近いですね』 クロマ『もったいぶらずに焦らさずにww』 千雪『yasuさんですよ』 タキ『うん。yasuさんで間違いないかと』 クロマ『なっ!?』 黒騎士『y…yasu坊…』 タキ『[大嘘憑き](オールフィクション)はyasuさんが好きなめだかボックス?の中で出てくる過負荷なんだって』 クロマ『ということは因果率に関係するアレなわけだから』 タキ『たぶんこの話はクロマさんのほうが詳しいんじゃないかな(笑)』 クロマ『まぁ私もめだかファンですからヌ!オールフィクションは単純に事象を無かった事にするものなんです!つまりたまごが先かにわとりが先かを議論しているところでたまごもにわとりもなければ議論は起こらないと机をひっくり替えしたような感じなんです。ただ…』 千雪『ただ?』 クロマ『オールフィクションは球磨川禊という特殊なキャラだから成立する過負荷なんでyasuさんがソレをどう使うのか……』 千雪『まぁいずれにせよその無かった事にすると言うので不明体さんもといyasuさんとの会話も戦闘での疑問も解決します。今の私の体も……』 黒騎士『体というと?』 千雪『クロマさん、さっき私に飛び付いて抱きつこうとした時私は避けましたよね?』 クロマ『はい。何時の日かハグしてもらいたいです』 千雪『いつもと違いありませんか?』 クロマ『そういえばいつもなら槍で刺されるか剣で斬られるか流星蹴りの速さでビンタされるかですね。だから今日は物足りなさがry』 千雪『できないんですよ』 クロマ『え?』 黒騎士『できないってどうしたの?』 千雪『技も力も守りも……およそすべての体術ができないんです…………』 黒騎士団外伝 (2012/02/24) 文章:yasu 前へ トップ 次へ
https://w.atwiki.jp/yarupokepolice/pages/55.html
情報整理 ここは現在までの推理の為に必要そうな情報を整理したページです ※このページはページ製作者の意訳や独自の推理が含まれます。(正確な情報を求めるなら読み返した方がいいです) 【ロールシャッハ?】 ロケット団に協力しているジムリーダーらしき人 覆面をしているため正体不明 伝説のポケモンの捕獲を目論んでいるらしい エースは比那名居天子?。タイプが地面と飛行なため、タイプからの特定はできない ネギ、葛西、デュフォーはアリバイが成立しているため、ロールシャッハでない可能性が高い ハナダジム ジムリーダー【エリア】 「モンスターボールが出回らない状況をどう思う」という問いに 「モンスターボールの事情は何とかしたいと思ってるが解決法がない」というような答えを返している。 「理想のトレーナー像は導ける人」と語っており、 その例えとして『目標』や『人の指針になる人』、『学校の先生』などを挙げている。本人曰くジムリーダーをしている理由。 「間違ってる人がいたら気になる」らしくロケット団と協力しているならば、現在の状況に何らかの不満を感じているのだろう。 ニビジム ジムリーダー【ルパン】 人魚の腕強奪事件の際、ジムリーダーの中で上位にあるにも関わらず、ルサルカに足止めをされていた やる夫と同じようにルサルカに違和感を感じたと言っている 仲の良いジムリーダーとして、トキワシティの雁夜とグレンタウンの葛西がいる やる夫は「ルパンさんが取り逃がした上に、盗みを阻止出来なかったのが気になる」と言っている トキワジム ジムリーダー【間桐雁夜】 球磨川禊とは義理の兄弟の関係にある ルパンと親しいらしく、タマムシのナギとも仲がいいらしい グレンジム ジムリーダー【葛西善二郎】 タマムシの大会にやる夫を推薦した 才能のないトレーナー(TPが少ない) タマムシジム ジムリーダー【ナギ・スプリングフィールド?】 放浪の旅に出ているため、息子のネギがジムリーダー代理を勤めている 妻を亡くしているらしい セキチクジム ジムリーダー【うちはイタチ】 忍者。面倒くさい性格 クチバジム ジムリーダー【御坂美琴?】 五年前に史上最年少でリーク優勝をはたし、二年ほど前からジムリーダーを勤めている 実力は高いが、相性で有利なはずのエリアに負け越しているらしい ロケット団にクローンを作られている 【球磨川禊】 ジムリーダーの間桐雁夜とは義理の兄弟(妹の旦那が雁夜)の関係にある やらない夫が 「やる夫が球磨川に何かを感じたんなら、なにかあるかもしれない 流石にロケット団の一員ってことはないだろうが、それに通じる存在であるかもしれない」と言っており、その後 「もしかしたら何か情報を持ってるかも知れないが、 それを探って本来の目的に支障が出たら笑い話にもならないのでリスクとリターンを考えて行動してくれ」と続けている。 上のを三文にまとめると、球磨川は悪党かも?なら役立つ情報を持ってるかも?だが、正体がバレルとYABAI! 一時的にやる夫の師匠をしていた。その対価として球磨川は『つきのいしの欠片とやる夫の口出しを3回拒否する権利』を得た 契約①やる夫は球磨川に『契約仲介』についての質問が出来なくなった M2実験 やらない夫の情報 人工的に伝説のポケモンを作る実験 結果として出来たのは姿形は伝説のポケモンのソレだったが、覚えてたわざがはねるのみ そのはねるは忘れさせることが出来なかったらしい その実験にはコイキングが使われた 以上がロケット団の実験レポート(Rレポート)に保存されてた内容 木原博士の情報 M2実験は木原が発端で、そこにロケット団がパトロンとして出資した。 当時の木原はM2実験の出資者がロケット団ということを知らなかった。 M2実験は最強種を生み出すための実験で、 研究の末可能性があるのは魔女種と吸血鬼種ということが判明した 最終的に魔女種に1本に絞り、マルセイユが誕生した 市場から消えたモンスターボール。乱獲される進化石などの動きから吸血鬼種が誕生したことを知った ロケット団もごたごたしているので変にトラブルに巻き込まれることはない 【人魚の腕強奪事件】 ロケット団により人魚の腕と貴金属類が盗まれた事件 人魚の腕は博物館の創始者が手に入れたもので、何千年も昔の得体の知れないモノの腕 現在その創始者が亡くなっているので、どこまでが本当か確認できない やらない夫の調査の結果、この時代に存在する生き物の腕じゃないってことが分かった ルサルカの「不老ってのに興味のない女の子はいない」という発言から、 人魚の腕が必要な何らかの方法で不老になれる可能性がある 幕間 『悪女の行進』にて、ビビ・オルニティアがルサルカに協力したことが判明した ビビは『ポケモンと人の寿命』について書かれた論文を書いたことがLの電話でやる夫に伝えられている ルサルカとブラッドレイは別の派閥で、ブラッドレイの派閥がモンスターボール集めをしてるらしい そのことから、一方通行の言っていたアイツラはブラッドレイの派閥のメンバーのことで、 月の石を集めたり、吸血鬼種を完成させたりしたのもブラッドレイの派閥とみていいだろう 【判明しているロケット団員】 アカギシゲル・一方通行・千石撫子・銭形・ルサルカ・名瀬夭歌・ブラックジャック・ブラッドレイ ※名瀬夭歌・ブラックジャックに関しては昔の情報で、今はロケット団でない可能性がある 【正確な情報】 ≪Lと太公望はロケット団の仲間ではありません≫ 《人魚の腕がインチキということはない。人魚じゃないにしても、得体の知れないモノってのは確か》 ≪M2実験の目的は強いポケモンを作ろうとしただけ≫ 戻る